先物取引を始めるとき、最初はデモトレードをした方が良い?
先物取引と言う存在を知って、取引が出来るように取引業者に口座を開設し、いきなり実際の取引を始める人は少ないのではないでしょうか。やはり、最初はデモトレードから行い、先物取引の一般的なルールをきちんと理解する事から始める事が大切です。実際に取引を始めると、相場にプロも初心者も関係ありません。あなたが初心者だからと言って、相場が同情してあなたに有利に動いてくれる事など決してないのです。何の準備もしないままで相場に飛び込んでしまっては、あっという間に身ぐるみをはがされて市場からの退場を余儀なくされてしまうでしょう。そのような事にならない為にも、最初はデモトレードを行って、しっかりと相場感を養う事をお勧めします。ただ、デモトレードの中では常に利益を出す事が出来ていても、実際のトレードでは損ばかりしているといったパターンも多く見られます。それは、デモトレードの場合には実際のお金の出入りがないので、常に思い切った取引を行う事が出来、また、実際に損をする訳ではないのでチャンスを逃す事もないからです。反対に、実際の取引を行ってみると、「ここまでいくといくら儲かる」とか、「ここで決済するとこれだけの損失が出てしまう」などと余計な感情に流されてしまい、どうしても自分のルールを守る事が困難になってしまいます。デモトレードでは、教科書的な取引のルールを身につけ、実際のトレードで失敗をしながら経験を積んで行くものだと理解しておいて下さいね。